GCコンのバネを交換した話

えーー今回の記事なんですがGCコンに限らずコントローラーを多数使用した方は結構興味ある話なんじゃないかなという記事になっています。

スティックの内部にはバネとレバーが入っていて、レバーが傾いたらバネがその部分に傾き、触らないとバネの反発で中央に戻るというように作られています。

今回はこの内部部品のお話。

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1.前置き

ゲームとはちょっと関係ない記事になってきてはしまうんですが自分自身がコントローラー等のデバイスにこだわりを持っていてずっとこういう記事を書きたかった。

自分がいわゆる職人と呼ばれる業種についていましてとにかく道具が命なんですよね。

知識のあるなしとか経験というのもあると思うんですが基本的に職人と一般の人の差は道具です。

たとえば六角レンチでボルトを締めようとなったときに大抵の人は付属のものや100均、ホームセンターで全部セットで1000円前後のものを買って使うでしょう。

プロになると一本で1000円前後、セットになっているもので一万円を超えるものを使います。

しかもそれを消耗品と割り切ってある程度使ったら交換というレベルで。

自分がプロゲーマーと言いたいのではなく、一般的に流通された物を特にこだわりなく使うのは違和感あるなと思っていました。

fpsなんかはそれこそキーボードとマウスを色々使ってこだわっていますし今はパッドが主流になってきていると言われてる格ゲーもアケコンで数万単位の改造を行う人がいます。

GCコンやプロコンは改造しにくいのもあるけれどそこまでこだわりをもっている人が体感少なく感じました。(phobコンやクラニンコン、スケルトンコンを推薦しているわけではないです)

少し話は逸れましたが細かい部品にもこだわってみようというお話です。

 

2.本題

GCコンのバネを交換してみました、感触は良いです。

良いというかこれ変えないとダメじゃない?そんなレベルです。

まず基盤から取り外します。外すとこんな感じになってます。

ネジを外して上手いことぐっと押すとこんな感じで分解できます。

下の部分をグリグリやると分かれてこんな感じでバネが出てきます。

今回はこのバネの部品を交換しました。

地元のバネ工場にバネを作ってもらったのでそれと交換、自分のショップでバネを販売しているので興味ある方はぜひ!

https://andoushokai.base.shop/items/76550328

で、あとはこの逆にはめ込んで完了します。

 

3.バネを交換する経緯

自分がバネについて色々調べた背景にはphobコンがあります。

作成している途中、純正のバネがへたっていた場合交換する必要があるなぁと思っていたらphobの公式でバネを売ってるサイトを紹介していたんですよね。

それがetsyという海外のサイトです。

https://www.etsy.com/jp/listing/1357051710/smalley-l2-spring-cs037-l2-for-nintendo?click_key=9202391a4887e475254fce7c46cbdf3759501315%3A1357051710&click_sum=d625a042&ref=shop_home_active_2

で、これを輸入?して買いました。

めちゃくちゃ良かったです、柔らかくなってきたバネという操作感でへたっているわけじゃないのでグラつくこともないという感じです。

で、ここから新品のバネをバネ工場に持っていったら作れるのかな?と思って工場に行き、相談したら作ってもらいました。

僕はここで輸入したものと工場で生産してもらったものを2つを自分のショップで販売しています。

 

4.バネの詳細

さて、ここまで読んだ人は相当なもの好きだと思います。

交換前と交換後のバネの詳細を載せていきたいと思います。

左が工場で制作してもらったもので右が純正品です。

よく見てもらうとわかると思うのですが左の制作品に比べて右の純正品は上がたわんでいると思います。

つまりは平らじゃないんですね。

そんで巻いている部分、真ん中ですが一定の感覚じゃないんですよね。少しだけいびつというか。

バネ工場の方がいうには右のほうが制作したときのコストが高く、数年の使用でへたるとは思えない、粗悪品の可能性もあるんじゃないか、とのことでした。

断定は出来ないけどもちゃんとした処理をしてちゃんとした製法で作成したバネはそう簡単にへたるものでもないそうです。

次に上から見た写真です。影になってしまって申し訳ないです。

どうでしょう、左のほうが一定で綺麗な形なんですよね。なので右にしたらすごく操作も安定感増しました。

ちなみに純正品を悪く言っていますがこれ純正品のほうは使用して半年も使ってないものです。前々からなんかおかしいスティックだなとは思ってたのですが。

ちなみにこの2つが海外のセラーから購入した商品です。

特殊な形をしていてかなり劣化しにくく、上記の制作バネよりもさらに平らです。

押し心地自体は結構柔らかいので素早い操作に向いているそうです。

個人的にはどちらも優劣はつけられないかなと思いました。

というか正直どっちもすごく操作感好みです。

純正風も劣化しにくいそうでこの操作感のままならめっちゃいいし海外品も柔らかくて細かい操作して疲れないのもいいしなので。

まあでも純正風のほうにするかな、硬いほうが好きなので。

 

5.まとめ

バネ工場で色々お話聞けて世界がめちゃくちゃ広がったのを感じました。

バネの特徴や材質、工法など面白かったです。

ひとつだけ言えることなのですがバネ変更、マジでいいです。

本当に興味ある方は交換してみてはいかがでしょうか?

本当オススメします。

 

現在GCコンに関する商品を販売しています。興味がある方は覗いて行ってください。

安藤商会

 

以上。